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トタンからサイディングへ張り替えはできる?トタンとサイディングを徹底比較!

1970年代中頃から1990年頃にかけてトタン外壁が爆発的に普及した時がありました。

その時期はちょうどプリント鋼板(カラー鋼板)が出回りはじめた時期で、従来のトタンに見えないデザイン性の高さから人気が出たようです。

しかし、現在は住宅の外壁はサイディングが主流です。

家が古くなってきて、トタンの外壁からサイディングに張り替えができないかと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?

この記事では、トタンとサイディングを比較しながら、張り替えをおこなう際の注意点を解説します。

トタンとは

トタンとは、薄い鉄板を錆びないように亜鉛でコーティングしたものです。

トタンといわれると、古い建物や工場などのトタン外壁が錆だらけになっている様子をイメージする方も多いのではないでしょうか。

現在、トタンは住宅業界において主流というわけではありません。

以前は、住宅でも使われていましたが、現在は倉庫や小屋などの外壁や屋根に外壁材として使われることがあります。

トタンは安価で、外壁・屋根・外構などさまざまな部分に使用できる万能建材でもあります。

トタン材のメリットデメリット

トタンが外壁材に使われていたこと、現在トタンが外壁材に使われていないことには理由があります。

それぞれトタンのメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット:安い

トタンのメリットのひとつに安さがあります。

施工単価はサイディングと比べると、1/4〜1/3ほど安いこともあります。

1970年代中頃から1990年頃にかけてトタン外壁が爆発的に普及した時があると冒頭で述べましたが、その当時はモルタルが主流でした。

モルタルと比較すると、トタン外壁は工期も短く、値段も安かったことから多くの住宅で普及したと考えられます。

メリット:軽い

トタンのメリットに軽さがあります。

建物の重さは耐震性に影響してきます。

重いほど建物にかかる負荷が大きいため、軽いトタンは建物に対して負荷が少ないのです。

また、ホームセンターなどにも売っていて、1人でも簡単に運ぶことができます。

「安くて軽い」がトタンのメリットです。

デメリット:しっかりとメンテナンスをしないとすぐに錆びてしまう

トタンのデメリットは、しっかりとメンテナンスをしないとすぐに錆びてしまうことです。

トタンを止めてある釘の部分が茶色く錆びているのを見たことはありませんか?

切断面や加工面はめっき層もなく鋼板が剥き出しになってしまい、そこから錆びやすくなります。

また、鋼板は非常に熱伝導率が高い資材で、太陽光を浴びるとすぐに温度が上がります。

遮熱塗料や防水塗装などでメンテナンスすることで、快適に長く使うことができるので、トタンを外壁として使う際はメンテナンスを意識しましょう。

サイディングとは


サイディングとは建物の外壁に使用する外壁材のひとつです。

工場生産ゆえに高品質で均一化された性能とデザインの多様性で多くの住宅に使われており、今や日本家屋の7割を占めるほど多く流通しています。

サイディングは、加工されたものが現場に運ばれるので、現場での調整や作業がほとんど必要ありません。

施工しやすいことが大きな特徴で、工期や施工費用を削減できる材料でもあります。

サイディングには窯業系サイディング、金属系サイディング、木質系サイディング、樹脂系サイディングの大きく分けて4つの種類があります。

それぞれ性能が異なり、仕上がりの質感も変わるので、好みにあった外壁を選ぶことができるというのも、サイディングが普及した理由です。

トタンからサイディングへ張り替えできる?

結論からいうと、トタンからサイディングへの張り替えは可能です。

しかし、注意しないといけないことがあるので、一緒に見ていきましょう。

軽い金属サイディングなら張り替えできる

基本的に、トタンからサイディングへの張り替えは、金属系サイディングかガルバリウム鋼板など軽いサイディング材への張り替えをお薦めします。

理由は他のサイディング材にした場合、建物の設計当初よりもかなり外壁が重くなってしまうからです。

トタンは軽い外壁材なので、窯業系サイディングのような重い外壁材を考慮して建物を設計されていません。

建物の重さは耐震性に大きく影響しますので、トタンからサイディングに張り替えの場合は気をつけましょう。

カバー工法での工事はできない

既存の外壁はそのままにして新しく外壁材を重ね張りするカバー工法という工法があります。

トタンからサイディングに張り替えをする際は、このカバー工法は適用できません。

金属にはその金属が健全であっても、雨水によって流されてきた錆、風で飛んできた錆が付着すると急速に錆が広がっていく「もらい錆」という現象があります。

いくら錆を落としても、どこかに錆が残っているリスクはあり、それが外壁に付着すると急速に錆が広がっていく可能性があるからです。

そのため、トタンからサイディングへの張り替えをする際は、既存の外壁材を剥がし、新規の外壁材を張っていく、張り替え工法で工事をする必要があります。

まとめ

今回はトタンからサイディングへ張り替えはできるのか、トタンとサイディングを徹底解説しました。

トタンの外壁は新しい綺麗なサイディングに張り替えることが可能なので、興味をお持ちの方はまずはプロにご相談ください。

 

私たちKRT外装はサイディング専門の施工業者として主に千葉県、神奈川県を中心に活動しており、現在ともに働く仲間や協力会社さんを募集しています。

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